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コラム

2018.07.30
AIは経理をどう変えるか?を検証!

AIによる経理の変化

2020年までに、IoT化が進み、すべての機器がインターネットにつながると言われています。それによりデータ入力作業はなくなると言われています。
例えば、AIを使った経理システムが開発されたとします。AIは、経費精算や支払請求をスキャンしてデータ化するだけでなく、様々なパターンの仕訳をしてくれます。最初はAIも分からない仕訳があり、人間が教えることが必要です。しかしながら、AIはパターンを独自に学習して行き、自動的に仕訳をしてくれるようになるでしょう。しかも人間よりもはるかに高い精度とスピードで行ってくれます。
すでに、クラウド会計ソフトで、銀行データから自動的に仕訳を作成する仕組みが開発されており、今後増々浸透してゆくと思われます。

AIが経理業務において出来ること

AIは仕訳業務などのパターン化されるものから浸透すると思われます。税務会計や財務会計など法律や規則がある処理はシステム化ができるでしょう。また、AIは自然言語(人間が理解できる自然な言葉)の分野でも進化しています。過去のデータから機能学習をし、文章を作成してくれるでしょう。報告書、申告書もAIが作成してくれるようになります。

AI時代に求めらる経理のスキル

経理のメイン業務であった財務会計や税務会計がシステム化されることで、経理の仕事のあり方が大きく変わることが予測されます。
今までは過去のデータの集計に費やすのが経理の仕事でしたが、これから過去のデータはAIが処理してくれ、経理担当者には会社の未来への貢献が求められるようになるでしょう。
つまり、経理担当者は、どういうビジネスアクションをするべきか判断できるビジネスパーソンになることが必要でしょう。

AIの変化にどう対応すればよいか

経理担当者は、AIの進化にも敏感であるべきです。
AIを搭載したシステムでどのようなことが出来るのか、常に最新の情報にアンテナを張っておくことが求められているでしょう。

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この記事を担当した税理士
サイバークルー会計事務所 代表 横山 禎一(よこやま ていいち)
保有資格1961年、愛知県に生まれる。1985年同志社大学卒業後、大手化学メーカーに勤務。 退社後、1993年に米国のジョージ・ワシントン大学にてMBAを取得。帰国後、外資系企業の経営企画室や財務・経理部に勤務しながら、筑波大学大学院で修士法学取得。2000年に日米合弁のITベンチャーの立上げに加わり、10数億円の資金を集めIPOを目指したが、2003年に倒産。 この経験から、会社の倒産を防ぐ税理士・行政書士事務所を設立。起業希望者や起業家をサポートする「日本起業家倶楽部」を立上げ、創業スクールやセミナー・交流会などを主催している。
専門分野税理士、行政書士、MBA
経歴経理体制構築、経営計画サポート
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